営農型ソーラーシェアリング施設 完成披露式

仕事でお手伝いをしたソーラーシェアリング施設の完成披露式へ。

メガソーラーも様々なところで目にするようになった。メガソーラーには、広い土地にずらりと並べられた様子からも新たな景観問題となっている側面があると認識しており、さらには住民とのトラブルなども見聞きしていたので、初めにこの話を聞いた時には、慎重に進める必要があると思っていた。

しかしこのソーラーシェアリング施設は、太陽光発電のパネルの屋根の下でシキミを育てる「営農型」の発電施設として整備されたもので、農作物が育てられるよう太陽光パネルも高く持ち上げ、日光が届くようにパネルは適宜抜かれている。事業者も、地域とともに運営を行う形を模索し続けているようだ。このソーラーシェアリングも農地法の枠組みをうまく利用した形ともいえるかもしれない。

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完成して訪れると、地域の方々が集えるような場所も設えるなどの配慮もあって、地域住民の方々からも喜びの声を聞くことができた。

放牧地といえば聞こえはよいが荒れ果てた山を見ていたので、その山がこのように整備された様子を見ると、関係者の誰もがポジティブな印象を抱いたように思う。実際、昨年の豪雨災害でこの山も崩れ道が寸断されてしまったが、それを元に戻すだけでも意義はある。

このような施設は実際に稼働してからが大事であることはいうまでもないが、その様子を陰ながら見守っていたいと思う。