2026年 年頭所感

2025年は、複数年にわたり設計・監理を進めてきたプロジェクトが無事に竣工を迎えた一年となりました。
松山市中央商店街・大街道に都市型ワイナリー「BLUE WAX WINERY」が開業し、延べ約1,300㎡の倉庫工場の新築移転工事が完了するなど、これまでの取り組みが具体的な成果として結実しました。これらのプロジェクトでは、用途や規模の異なる建築に対し、新たな発想や技術的課題に向き合いながら設計を行う貴重な機会を得ることができました。
また、開業25周年を迎えた、坊っちゃんスタジアムの外壁および外周デッキの改修工事も昨年夏に完了しました。私たちは地域に根差した設計事務所として、愛媛県下の公共施設の改修設計にも継続的に携わっており、地域の日常を支える建築に対する責任と役割の重要性を認識していますが、こうした地道な設計業務やプロジェクト管理を通じて蓄積される知見やノウハウは、他の多様なプロジェクトにも生かされており、新たな取り組みへの挑戦と、地域に根差した実直な業務とを両輪として進めていくことが重要であると考えています。
代表就任以降、外部の専門家のご支援を得ながら、経営基盤の整備を段階的に進めてきましたが、昨年はその方向性について一定の見通しを得ることができました。本年は新たな人材の受け入れを予定しており、持続的な営業活動および設計体制の確立を進めていきます。
従業員一人ひとりが安心して能力を発揮し、その成果が質の高い建築物の実現につながること、また、設計者としての中長期的なキャリア形成を見据えた働き方が可能となるよう、制度面の整備にも引き続き取り組んでいきたいです。
本年も、地域社会との信頼関係を大切にしながら、建築を通じて地域の持続的な価値の創出に努めてまいります。